円満退社はありえない!こだわる必要がない理由とリアルな辞め方【転職7回以上の僕が語る】

正直に告白します。

転職を7回以上の僕ですが、
胸を張って「円満退社だった」と
言えるのは、1回あるかないかです。(2回ぐらい?)

なぜ円満退社はありえないと僕が言い切るのか。
その理由は、あなたと会社の
「利害関係」にあるからです。
円満退社できないと悩むのは、
もう終わりにしましょう。

退職の罪悪感を捨てることが、
スタートです。

この会社の辞め方で、自分を最優先してください。

円満退社の理想(笑顔で握手)と、退職時の現実的な難しさ(怒って指をさす上司)を対比した画像。
この記事でわかること
  • 円満退社が、
    なぜ「ありえない」のか、その理由
  • 円満にこだわらず、自分を守る辞め方
  • 退職後のキャリアで、大切なこと

円満退社はありえないと割り切ってOK。
円満退社できないと悩む40代は、
退職の罪悪感を抱く必要はありません。

自分を守るための会社の辞め方として、
退職代行の利用も含む
現実的な対処法を選ぶべきです。

僕の転職を振り返ってみても、
「立つ鳥跡を濁しまくり」でした。

そして、
「円満にこだわる方が、
むしろ消耗する」
という結論に至ったんです。

この記事を読めば、
「円満に辞めなきゃ…」
という呪縛から解放され、
あなたが次に進むための、
具体的な考え方が身につくはず。

「円満退社なんてできない」と
悩んでいる人は、
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね!

目次

実際のところ、
円満退社とは一体
どんな状態を指すんでしょうか?

まずは、その「理想」と、
僕らがぶち当たるであろう
「現実」のギャップについて、
正直に見ていきましょう。

円満退社の
一般的な定義と理想像

一般的に「円満退社」とは、
会社と従業員が、
お互いに納得し、
感謝しあって雇用契約を終えること、
とされています。

定年退職の日に、
同僚から花束をもらって送り出される。
あんなシーンが理想像かもしれません。

でも現実には、
会社に何かしらの不満があって、
退職するケースがほとんどだと、
僕は思います。

退職時における会社側と
従業員側の認識のズレ

会社側からすれば、
とくに人手不足の職場だったりすると、

「この忙しい時期に辞めるのか!」
「代わりはどうするんだ!」

という困惑や、時には
「裏切り」に近い感情を
抱くこともあります。

内向的な人や
コミュニケーションが
苦手な人にとってハードルが高い

コミュニケーションが
苦手なタイプにとって、
退職の意思を伝えるだけでも、
めちゃくちゃ高いハードルです。

そこからさらに、
波風立てずに、
周りに悪く思われないように事を進める…。

この「円満」を目指す行動自体が、
精神的にタフじゃなければ、
かなり辛いものですよね。

「立つ鳥跡を濁さず」
なんて言いますけど、
いざ自分が会社を辞めるとなると、
「そんなキレイに
辞められるわけないじゃん!」
って思うこと、ありますよね。

僕も転職7回越えの経験の中で、
何度もそう感じました。

なぜ多くの人が、
円満退社は難しい、
あるいは「ありえない」
と感じてしまうのか。

僕なりに考えたおもな理由を、
3つのポイントに絞ってお話しします。

理由

会社側にとって
「退職=困る・裏切られた」という認識

一つ目の理由は、
辞められる側の会社
(とくに上司)が、
部下の退職を
「迷惑だ」「裏切りだ」と
感じるケースが多いことです。

たとえば、
あなたがお店の店長で、
人手がギリギリの時に
アルバイトの子が
「明日から辞めます!」
って言ってきたら、
やっぱり「えー!困るよ!」
って思いますよね。

それと似たようなことが、
会社でも起こるわけです。

とくに、
昔ながらの体質の会社や、
常に人手不足の職場だと、
「辞めるなんてとんでもない!」
みたいに、
感情的に引き止めてくることもあります。

こうなると、
いくらあなたが
円満に辞めたいと思っていても、
会社側がそう受け取ってくれない。

これが「円満退社なんてありえない」
と感じる大きな理由の一つですが、
これは僕の
個人的な感想だけではありません。

実際に、国のデータを見ても、
退職時のトラブルが
いかに多いかが分かります。


厚生労働省「令和5年度個別労働紛争解決制度の施行状況」のグラフ。退職時のトラブルが最も多く、「いじめ・嫌がらせ」が最多であることを示し、円満退社がありえない理由を裏付ける。
出典:厚生労働省
「令和5年度
個別労働紛争解決制度の施行状況」

このグラフを見てください。

「いじめ・嫌がらせ」が、
労働者からの相談で最も多いんです。

退職という行為が、
いかに感情的な対立を生みやすく、
「円満」とは程遠い
状況になりがちか、
このデータだけでも、
よく分かりますよね。

理由

職場内の人間関係が原因で
辞めるケースが多いから

二つ目の理由は、
そもそも辞める前から、
職場の人間関係が
こじれている場合です。

実は、厚生労働省の調査を見ても、
転職者が前の会社を
辞めた理由として、
「職場の人間関係が
好ましくなかった」が、
常に上位に入っているんです。


厚生労働省の転職理由に関する円グラフ。「職場の人間関係が好ましくなかった」ことが上位であり、円満退社できない理由が退職前から存在していることを示す。
出典:厚生労働省
「令和5年雇用動向調査結果の概要」
を元に作成

このデータを見ても分かる通り、
「給料が安い」
といった理由よりも、
「人間関係」
を挙げる人が多いのが、
現実なんですよね。

たとえば、
苦手な上司がいたり、
パワハラに近いような
ことがあったり…。

そんな状況で、
「今までお世話になりました!」
なんて、
なかなか思えないですよね?

僕も経験がありますが、
ウマが合わない上司がいると、
退職を伝えた途端に、
さらに風当たりが
強くなるんじゃないか…
と考えてしまいます。

そうなると、
もう「円満に」どころか、
「一刻も早く、
ここから逃げ出したい!」
という気持ちが強くなりますよね。

人間関係が原因で
仕事を辞める場合、
そこから円満退社に
持っていくのは、
正直、至難の業だと思います。

もし、あなたの退職が
人間関係のストレスによるものなら、
さらにこちらの記事で
詳しく対処法をみていきましょう。

理由

そもそも辞める時点で
なにかしら不満があるから

会社を辞めるという
決断をする時点で、
ほとんどの場合、
その会社や仕事に対して、
何かしらの不満を
抱えているはずです。

毎日楽しくて、
やりがいがあり、
人間関係も良好…。

そんな会社を、
わざわざ辞めたいと思う人、
たぶん、
ほとんどいないですよね(笑)。

不満を抱えたまま
「円満」を演じるのは、
精神的にもキツイですしね…。

「辞めるなら、円満に」
世間では、
よくそう言われますよね。

確かに、
波風立てずに辞められるなら、
それが一番なのかもしれません。

でも、それって本当?
僕らみたいなタイプにも、
当てはまるの?

ここからは、
世間で言われる
「円満退社のメリット」に、
ちょっとだけ冷静にツッコミを入れつつ、
検証してみたいと思います(笑)。

メリット①:業界内での評判維持と
将来のキャリアのため

円満退社のメリット」①

世間の常識
「同じ業界で働くなら、
悪い評判が立つのは
マズいだろ?

いつか仕事で
再会するかもしれないし、
円満に辞めるのが
大人のマナーだよ」

僕の本音
…なんて、よく言われますよね。

でも、僕みたいに
「もうこの業界はこりごりだ!」
って、違う世界に
飛び込む人間には、
正直、あまり関係ない話です(笑)。

メリット②:退職後の手続きのため

円満退社のメリット」②

世間の常識
「辞めた後も、離職票とか
手続きで会社と連絡取ることに
なるんだから、
波風立てない方が
スムーズに進むに決まってるだろ?」

僕の本音
確かに、
そうかもしれません。

でも、そもそも退職後の
手続きに協力するのは、
会社の「義務」なんですよ。

「円満じゃなかったから、
書類は渡さん!」なんて、
ただの嫌がらせで、
法律的に許されません。

だから、
そこまでビクビクする
必要はないんです。

メリット③:精神的にスッキリして、
新しい職場へ転職できる

円満退社のメリット」③

世間の常識
「やっぱり、
気持ちよく辞められた方が、
スッキリした気持ちで
次のキャリアに
進めるじゃないか」

とはいえ、
新しい職場で
活躍できるかどうかは、
結局、自分自身の問題です。

前の会社を円満に
辞めたかどうかなんて、
正直、
まったく関係ありません(笑)。

円満退職に、
こだわる必要は
まったくないんですよ!

退職時の罪悪感は不要!
労働者の権利とは

会社を辞めることに対して、
必要以上に罪悪感を
感じる必要はまったくありません!

なぜなら、退職は、
法律で認められた、
労働者の正当な権利だからです。

実際に、民法という法律には、
以下のように定められています。

「LAW(法律)」と天秤のマークが描かれた赤色の本。退職は法律で認められた労働者の権利であり、罪悪感をもつ必要がない理由を示す。

(期間の定めのない
雇用の解約の申入れ)

第六百二十七条 
当事者が雇用の期間を
定めなかったときは、
各当事者は、
いつでも解約の申入れを
することができる。

この場合において、
雇用は、解約の申入れの日から
二週間を経過することによって
終了する。

出典:e-Gov法令検索
「民法」第六百二十七条

難しい言葉で書いてありますが、
要するに、

「会社員は、2週間前に言えば、
会社の許可がなくても、
いつでも辞められる」

と、国が法律でハッキリ決めているんです
(※注1)

もちろん、
感謝の気持ちを伝えるのは大切です。

でも、法的な権利を放棄してまで、
会社に尽くす必要は、まったくありません。

※注釈

注1:本記事で紹介している
法律の情報は、
一般的な正社員
(期間の定めのない雇用契約)
を想定したものです。

契約社員(有期雇用契約)の場合など、
個別の雇用契約によっては
条件が異なる場合があります。

正確な情報や、
法的な判断が必要な場合は、
必ず弁護士などの専門家に
ご相談ください。

退職時の嫌がらせ・
不当な引き止めへの法的対処法

こういった行動に出る会社・上司は、
円満退社など考えていません
秒速で退職に向けて動きましょう。

残念ですが、会社によっては、
「辞めます」と伝えた途端に、
嫌がらせをしてきたり、
不当な引き止めをしてきたりするケースも、
ゼロではありません。

もし会社がまともに取り合ってくれないなら、
労働基準監督署や弁護士といった
専門機関に相談することも、
大切な選択肢の一つです。

こういう知識を持っておくだけでも、
いざという時の「お守り」になりますからね。

そもそも、会社が嫌がらせや
引き止めをしてくる時点で、
それはもう「円満」どころの
話ではありません。

「辞めさせてくれない地獄」に
ハマってしまった時の、
具体的な対処法は
こちらの記事で
詳しく解説しています。

筆者が退職代行を選んだ理由

僕自身、
直近の会社を辞めるとき、
実は退職代行サービスを利用しました。

利用したのは、
アディーレ法律事務所です。

僕にとって
「円満に辞める」ことよりも、
「確実に、精神的な負担なく辞める」
ことの方が、
はるかに重要だったからです。

当時は入社してまだ3ヶ月。
一度、退職願を出しましたが、
引き止めにあい、
辞められませんでした。

だから僕は、
多少費用がかかっても、
専門家である弁護士に、
全てを代行してもらうことを選んだんです。

結果として、
驚くほどスムーズに、
そして一切のストレスなく退職できた。

僕にとっては、
これが最善の選択でした。

「円満に辞める」より
「確実に、精神的な負担なく辞める」
ことを選んだ僕が、
実際にどうやって
地獄から抜け出したか。

そのリアルな全記録は
こちらの記事で語っています。

円満を目指さなくても
守るべき最低限のマナー

「円満退社にこだわる必要はない!」
とは言っても、
社会人として最低限守るべきマナーは、
あると僕は思います。

たとえば、以下のようなことですね。

  • 退職の意思は、
    就業規則に定められた期間
    (あるいは法律上の2週間前)
    までに、直属の上司に伝える。

    (どうしても無理なら
    退職代行という手もありますが)
  • 業務の引継ぎは、
    可能な範囲で誠実に行う。

    (後任者が困らないように、
    資料を整理したり、
    必要な情報を伝えたりする)
  • 貸与品
    (PC、社員証、制服など)は、
    きちんと返却する。
  • 最終出社日には、
    全員じゃなくてもいいですが、
    挨拶くらいはしておく。

これらは、
「円満」を装うための演技ではなく、
社会人としての、
ケジメのようなもの。

これをやっておけば、
少なくともあなた自身は、
後で「ああすれば良かった…」と
後悔することは少なくなるはずです。

「会社を辞める時は、円満に」
と言われますが、
僕個人の意見では、
「円満退職かどうかは、どうでもいい」
と思っています。

とくに、
僕のように全然別の業界に移る場合、
退職した職場の人に、
二度と会わないことだって、
結構ありますからね。

ここでは、
円満退社じゃなかったとしても、
次の転職活動で大切なポイントを、
僕なりにお話しします。

ポイント

転職理由の伝え方

面接で必ず聞かれるのが、
「前の会社、
なんで辞めたんですか?」
という質問。

嘘は良くないんですが、
ネガティブな不満ばかり並べるのも、
印象が悪いですよね。

たとえば、
「人間関係が合わなくて…」
という場合は、
「今よりチームで仕事をする職場で働きたい」
というように、
ポジティブな言葉に
変換するのがコツです。

ポイント

短期離職の経歴は
「経験」として語れるか?

僕は転職回数も多いですが、
短期離職が原因で、
不採用になったことは
ありませんでした。

失敗から学んだことや、
次への意欲を
具体的に語れれば、
それは立派な「経験」として
アピールできます。

むしろ、
色々な環境を短期間で
見てきたからこその「気づき」って、
ありますからね。

ポイント

まず考えるのは
次の会社での働き方

前の会社を、
どれだけ「円満に」辞められたか。

そんなことは、正直、
次の会社に入ってしまえば、
ほとんど関係ありません(笑)。

というか、転職先も、
そんなことには
興味がないんですよね。

であれば、
円満に済ませることに
時間を使うより、ササっと辞めて、
次の会社に気持ちを
切り替える方が、よっぽど有益です。

次の転職で不利になりますか?

正直、
「全く不利にならない」
とは言い切れません。

会社によっては、
「前の会社と揉めて
辞めたのかな?」と、
警戒される可能性は
ゼロではないです。

ただ、僕も
かなり転職をしてきましたが、
その都度ちゃんと説明すれば、
理解してくれる会社はありました。


だから、
心配しすぎる必要はないと思います。

損害賠償請求すると脅されました…

多くの場合、
それはあなたを辞めさせないための
「脅し文句」です。


冷静に対処すれば、問題ありません!

あまりにひどい場合は、
労働基準監督署などの専門機関に
相談することも考えてください。

どうしても円満に辞めたい場合の
最終手段は?

相手がいることなので、
自分だけの努力では、
どうにもならないことも
多いんですよね…。

正直、僕はある程度のところで
割り切るタイプです(笑)。

どうしても円満にしたいなら、
社内の信頼できそうな
別の人(人事部など)に
相談してみる、くらいでしょうか。

退職金や未払い給与は
ちゃんと貰えますか?

まずは、会社の「就業規則」などを
確認してみてください!

当たり前ですが、規定があって、
支給条件を満たしていれば、
会社には支払い義務があります。

もし、会社が不当に
支払わないようなら、
労働基準監督署や弁護士に
相談することをおすすめします。

今回は、円満退社の理想と現実、
そして、それに「こだわる必要はない」という
僕なりの考え方をお話ししてきました。

記事内でも触れましたが、
退職を考えている時点で、
すでに関係は「円満」
ではないのかもしれません。

もちろん、円満に辞められるなら、
それに越したことはない。
でも、それはあくまで「理想」です。

「そうなればいいな」くらいに考えて、
スッパリと辞めてしまい、
次の職場で、
あなたの力を発揮すればいいんです!

とはいえ、
「どうしても、自分では言い出せない…」
「会社との交渉が、難しそうだ…」
と感じる場合。

そんな時は、
退職代行サービスのような
外部の専門家の力を頼るのも、
現代においては、
合理的な選択肢だと僕は思います。

僕自身が退職代行を使ったリアルな体験談は、
以下の記事で、本音をすべて語っています。
もう一人で悩まず、頼れるものは頼って、
新しい一歩を踏み出しましょう!

円満退社はありえないと語る転職7回以上の筆者の記事アイキャッチ。円満退社できないと悩む人が退職 罪悪感を捨てるべき理由とリアルな会社 辞め方を紹介。

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