40代、職歴ボロボロの僕が「管理職」を捨てて4トントラックに戻った理由|そこは人生最後の砦だった

深夜2時。誰もいない国道4号線。 ラジオの深夜放送で流れる下ネタにニヤつきながら、僕は4トントラックを走らせています。

深夜の国道を走る4トントラックの運転席から撮影されたサイドミラーの画像。ミラーには街灯や青い光、後続車のライトが映り込み、ドライバーの腕がわずかに見える。40代で管理職に挫折し、トラックドライバーとして再起した男の孤独だが自由な視点を象徴している。
深夜のサイドミラーに映る、青い光。

かつての僕は、「管理職候補」なんていう実体のない肩書きに騙され、死んだ魚のような目をしていました。 40代、転職7回、極めつけは自己破産。

人生の履歴書は真っ赤っか。 そんなボロボロの経歴を隠すために「キャリアアップ」という綺麗な言葉にあこがれ、結果、現実に直面して心を壊しました。

今、「トラックドライバー」に戻ってきました。 人生初の「派遣トラックドライバー」。「40代で派遣? 落ちたな」と笑いたければ笑えばいい。

こちとら、人間関係という名の監獄で11時間正座させられるより、誰にも見られないキャビンで13時間、ヘタな鼻歌を歌っているほうがよっぽど「人間らしい」と再確認したんです。

この記事は、ドン底を這いずり回った中年が、なぜあえて「泥臭いトラック」に逃げ込んだのか。

その「逃亡」こそが、実は最強の生存戦略だったという話を、包み隠さず垂れ流します。

「22ヶ所骨折・借金・転職7回以上」 人生のハードモードから、知識(簿記・労基法)だけで生還しました。

「逃げる」は恥じゃない、戦略だ。 40代の現場ドライバーが、教科書には載っていない「会社と戦い、身を守るための泥臭い生存術」を発信中。

  • 全商簿記1級(会計・工業)
  • 日商簿記2級(知識)
  • 退職代行利用経験あり
  • 交通事故・労災認定(後遺障害)

ノンキャリ

人生「詰み」から生還した40代ドライバー

目次

管理職なんて、僕らの人種には「毒入り饅頭」だった

世間は「目指せ管理職」と煽りますが、あれは罠です。

とくに、僕のように不器用で、組織の空気が読めない人間にとって、あの椅子は「座ったら死ぬ電気椅子」でした。会議で数字を詰められ、1人残業する毎日。

「私はまともです」という顔をしている裏で、心は確実に腐死んでいっていました。

「やりがい」なんて言葉は、サビ残をさせるための麻酔薬に過ぎません。

「トラックはきつい」? 精神は健康体です

「今さらトラック? 腰壊すぞ」「40代ならデスクワークを探せ」。 正論おじさんたちが親切にアドバイスしてくれましたが、彼らは分かっていません。 肉体の疲れは寝れば治るけど、心の疲れは寝ても覚めても治らないってことを。

僕が求めていたのは「高尚な仕事」じゃない。「誰にも邪魔されず、一人になれる聖域」です。 底辺と言われようが、ハンドルを握ってドアを閉めれば、自分の城。

疑い①:体力が持たないんじゃないか?

そりゃあ42歳、体力は落ちてます。 僕はバイク事故で全身22箇所骨折してるので、雨の日はサイボーグみたいに体がギシギシ鳴ります。

でも、今のトラック配送は「根性」じゃなくて「戦略」で走るもんです。 夜勤を選べば、クソみたいな渋滞にも巻き込まれない。 深夜の国道を、誰にも文句を言われずに流す時間は、管理職時代の「胃に穴が開くようなプレッシャー」に比べれば、もはや温泉旅行です。

疑い②:給料が下がるんじゃないか?

下がりますよ。こればっかりは働き方によるので何とも言えませんが、 見栄のためのスーツ代、付き合いの飲み代、ストレス発散の衝動買い。 そんな「自分を保つための維持費」が消えた今、手元に残る金の実感は、管理職時代よりよっぽどリアルです。

僕は自己破産経験者なので、金の怖さは骨身に沁みてます。 だからこそ言える。身の丈に合わない椅子にしがみついて自滅するより、確実に稼げるハンドルを握るほうが、よっぽど「賢いおっさん」の生き方です。

数字上の「11時間」と、孤独な「13時間」のデスマッチ

労働基準法的には「時間が短いほうがホワイト」らしいですが、現場の感覚は違います。 かつての配送時代は1日13時間労働は当たり前。歩合給だったため「残業代? 何それ美味しいの? 」状態でしたね。

でも、運転中は誰にも干渉されない。あの13時間は、僕にとって「自由時間」でした。

管理職の「11時間」は、心を削り取る監獄だった

一方、管理職候補時代。「9時間+残業2時間」の計11時間。 数字上は2時間も楽になったはずが、そこは地獄の一丁目でした。

上司の視線、部下の不満、鳴り止まない電話。 逃げ場のない密室で11時間タコ殴りにされる感覚。 「時間は減ったのに、なんで俺は死にたくなってるんだ?」

あの頃、絶望していた自分に、今の僕ならこう言って往復ビンタします。 「おい、そこはお前の居場所じゃない。さっさと逃げろ、その椅子には爆弾が仕掛けられてるぞ」

13時間(配送時代):残業代ゼロ、でも精神は「無敵」だった

あの頃の僕は、全身22箇所を骨折したときのような「痛み」を、仕事では感じていませんでした。 確かに体は疲れましたが、配送先の店員さんと少し言葉を交わすだけで、あとは自分の世界。 ラジオから流れる音楽だけが相棒の13時間は、僕の心を壊すことはありませんでした。

11時間(管理職時代):時間は短くても、心は「瀕死」だった

たった11時間。でも、その11時間は常に誰かに監視され、誰かの機嫌を伺う時間。 会議室の重苦しい空気は、どんなに重い荷物よりも僕の肩にのしかかりました。 「時間は短くなったのに、なぜこんなしんどいんだろう?」 夜、ロクに寝れなかったあの頃の僕に、今の僕は「それは君の居場所じゃないからだ」とはっきり言えます。

人間関係のヘドロから抜け出して、深呼吸したい。そんな人の『逃げ道』はこちらです

→ 自分だけの「聖域」を探してみる

40代の「派遣」は、敗北じゃなくて「戦略的撤退」だ

「40代なら正社員にしがみつけ」。そんな世間の呪いは、中指立てて無視しましょう。

心が壊れるくらいなら、プライドなんてドブに捨てていい。

僕が今、派遣ドライバーを選んでいるのは、負けたからじゃない。「責任」という荷物を降ろすための戦略的撤退です。

派遣の最高なところは「責任の軽さ」です。責任が「無い」ではなく、「軽さ」です。 時間通りに行って、走って、帰る。

それ以上でも以下でもない。 この「精神的なスカスカ感」こそが、一度パンクした僕らの脳みそには最高の特効薬なんです。

時給制ドライバーという、賢い「リハビリ」

今の僕は、時給で働く派遣ドライバー。 拘束9時間、休憩1時間。働いた分は1分単位でチャリンと金になる。

「やりがい」だの「貢献」だの、実体のないエサで釣られるのはもう懲り懲りです。

コースは固定、無茶な残業もなし。 「ハンドル握って、淡々と運んで、さっさと帰って缶チューハイを飲む」。

このシンプルすぎる生活こそが、40代で一度燃え尽きた男の、正しい再起動の形でした。

ハンドルは離さない。2026年、さらに「武器」を研ぐ

勘違いしないでほしいのは、僕がこのまま「派遣のぬるま湯」に浸かり続けるつもりはないってこと。

今はリハビリ期間。傷が癒えたら、次はもっとデカい獲物を狙いにいきます。2026年4月、大型とけん引免許を取りに行く。

この「聖域」で体力を回復させつつ、裏では着々と次の武器を磨いている。

ただの負け犬じゃ終わらない。転んでもタダでは起きないのが、僕ら「しぶとい40代」の戦い方でしょう。


【ミニコラム】42歳の僕が派遣会社を選ぶときに決めた「3つの鉄の掟」

精神がボロボロだった僕にとって、次の仕事選びは「病院」探し。 ヤブ医者に当たらないために、僕が絶対に譲らなかった条件がこれです。

1. 「固定ルート」という名の聖域があるか

不器用な僕らへの最大の毒は「予測不能な対人関係」です。 毎日違う場所へ行き、違う指示を仰ぐ柔軟性は、もう僕らの心には残っていません。 だからこそ、僕は「完全固定ルート」にこだわりました。 この単調さこそが、40代の再起動には最高の癒やしになるんです。

2. 「1分単位の時給」で、搾取をブロック

自己破産してから、1円の重みが変わりました。

「みなし残業」とかいう詐欺みたいな制度にはもう騙されない。

働いた時間は1秒残らず金に変える。それが、傷ついた自尊心を回復させる唯一の方法です。

3. 「未来への踏み台」にできるか

今の会社はゴールじゃない。2026年に大型へステップアップするための「充電期間」です。

だから、残業少なめで勉強時間が取れるか、資格取得を応援してくれるか。

僕を利用するだけじゃなく、ドライバー側も会社を利用できる関係かどうかが重要なんです。

この『3つの掟』で探せば、ブラックな求人は勝手に消えていきます。まずは地元の相場を見てみるだけでも、意外と面白いですよ

→ [ドライバー特化のドラピタで「現実的な収入」を確かめる]


【実践】面接官をビビらせる「逆質問リスト」

派遣会社の担当者と向き合うとき、僕が今の職場を勝ち取るために、実際に目を見てぶつけた質問です。

  • 「一番『変化のない』コースはどれですか?」 (刺激はいらない。平穏をくれと宣言する)
  • 「残業代は1分単位ですよね? サービスとか無いですよね?」(自分の時間を1秒たりとも安売りしないという牽制)
  • 「来年大型取るつもりなんですけど、応援してくれます?」(ただの使い捨て要員じゃないぞ、とアピールする)

まとめ:逃げろ、そして生きる

「戻る」ことは敗北じゃない。生き残るための緊急回避です。

世間体? 知ったことか。自分の心が死んだら、誰も責任取ってくれないんだから。42歳、職歴ボロボロの僕でも、こうしてハンドルを握って飯が食えています。

2026年には、さらにデカいトラックで国道を我が物顔で走ってる予定です。だから、あなたも。「ここじゃ息ができない」と思ったら、迷わず逃げ込んでください。

トラックのキャビンは、社会に疲れた男たちの「最後の砦」。

ここは案外、居心地が悪くないですよ。

2026年、大型免許で再起するための踏み台。牙を研ぎ直せる場所を、まずはのぞいてみてください。

※本記事は執筆時点(2025年12月)の法令や個人的な実務経験に基づいています。
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深夜の国道を走るトラックの運転席でハンドルを握る40代男性。サイドミラーに夜の街灯が映り込む。画像内のテキストは『40代、管理職を捨てた夜。『孤独』という名の自由を選んだ。』。転職7回、自己破産を経て、管理職という監獄を脱出し、派遣ドライバーとして人生を再起動させた男の『最後の砦』としての決意を表現している。"

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